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【LGBTの高校生】3人に1人が「自傷行為経験者」。なぜリスカをするのか?

投稿:18/3/20
更新:2018/3/20 23:44

今や13人に1人の割合で存在すると言われているLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)。

LGBT当事者は非当時者に比べて深刻な悩みやがあったり、自傷行為リストカットなど)の経験があったりすると聞きますが、実際のところはどうなのでしょうか?

今回は三重県男女共同参画センターと、何度か登場している宝塚大学看護学部の日高庸晴教授が実施した調査結果を見ていきます。

同調査は2017年10月から12月までの2か月間、三重県内の県立高校に通う高校2年生およそ「1万人」を対象にアンケートをとっています。

この大規模なアンケートにより、LGBTを取り巻く現状やいじめ問題などが浮き彫りになりました。

※日高教授関連記事

性的少数者(LGBT)に対するいじめ問題。何人が経験している?先生は役立たずって本当?

日本の教育現場はどうLGBT対応していくべきなのか?熊本市で研究大会が開催

LGBT当事者は全体の10% - そのうち3人に1人が自傷行為経験者

まずアンケートの回答してくれた1万人のうち10%がLGBT当事者だということが判明しました。

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【出典元:https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/mie-lgbt-student-survey?utm_term=.lsMmMxw15#.dqPKL61Aa

「Xジェンダー」や「クエスチョニング」の当事者も多いことが分かります。

 

そして注目すべきはこちらのグラフ。

なんとLGBT当事者のうち、3人に1人が「自傷行為経験者」だったのです。

1x1.trans - 【LGBTの高校生】3人に1人が「自傷行為経験者」。なぜリスカをするのか?

【出典元:https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/mie-lgbt-student-survey?utm_term=.lsMmMxw15#.dqPKL61Aa

LGBT当事者で「わざと自分の体を傷つけたことがある」と回答している人は31.7%もいます。

非当時者の12.0%に対し、19.7%も数値として高いことが判明しました。

他にも、「むしゃくしゃしてものを叩いたり、壊したりしたことがある」「全てが嫌になるほど悩んだことがある」の項目で、非当時者よりもLGBT当時者の方が高い数値を出しています。

 

また、「非当時者よりもLGBT当時者の方がいじめを経験した割合が高い」という結果も出ています。

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【出典元:https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/mie-lgbt-student-survey?utm_term=.lsMmMxw15#.dqPKL61Aa

なぜ自傷行為をするのか?

自傷行為といわれてすぐに思い浮かぶのが「リストカット」です。

なぜLGBT当時者のうち、3人に1人という極めて高い割合で自傷行為の経験があるのでしょうか。

もしかしたら今この瞬間も自傷行為真っ最中の当時者がいるかもしれません。

 

実際、筆者も高校生の頃、リストカットやアームカットなど自傷行為の経験があり、今もわずかに傷が残っています。

なぜ一時期自傷行為をしていたのか?

当時の気持ちを振り返ると、自分の場合はこの2点でした。

「誰かに存在を認めて欲しかった」「この状況から助けて欲しかった」

当時は今みたいにSNSなど流通しておらず、ましてや両親や友人にカミングアウトなんてできなかったため、ただひたすら一人で悩んでいた時期がありました。

悩んで悩んで悩み過ぎた結果、自傷行為に走っていたのです。

誰でもいいから誰かに認めて欲しかった。「お前はそのままで大丈夫だよ」と言ってもらいたかった。

そんなところでしょうか。

きっと同じ悩みを抱え、自傷行為に走っている中高生が今この瞬間もいると思います。

それを「やめろ」とは言いません。それをすることで一時的に救われる人だっているでしょう。

・・・しかし特にいいことはないのです。悩んで自傷行為をしたところで、自分のセクシャリティも、置かれている立場も状況も変わらないのです。

結局最後は自分らしく生きればいいと思います。

そう笑い飛ばして生きていると、いつか、「お前はそのままで大丈夫だよ」と近くで言ってくれる人が現れます。

だから大丈夫です。筆者ですら大丈夫だったので。

希望をもって生きていってください。いつかその傷を懐かしく思える日がくるまで。

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B→G(現在) LGBTのリアルを届ける為、ふざけた記事から真面目な記事まで配信中。悩んでいるセクマイ中高生が少しでも減ればと思います。

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