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ゲイとHIV,エイズについて。HIVとはどんな病気か?

投稿:18/3/18
更新:2018/3/18 19:37

ゲイにとって、性病HIVは切っても切り離せない関係にあります。

粘膜接触を伴う性行為をする際、コンドームをつけていない人が多いのも事実です。

HIVに関しては、たった1回のオーラルセックスで感染してしまう場合もあれば、何百回とやっても感染しない場合があります。

知らず知らずのうちに感染してしまっているケースもあるため、定期的に保健所などで検査をすることをおすすめしていますが、一度も検査をしたことがない人も少なくありません。

HIVとは?

HIVとは「Human Immunodeficiency Virus」の略称であり、ヒト免疫不全ウイルスのことです。

人の体を様々な細菌や病原体から守るのに重要な細胞である、Tリンパ球やマクロファージ(CD4陽性細胞)などに感染します。

HIVにはHIV1型と2型があります。

エイズとは?

Tリンパ球やマクロファージ(CD4陽性細胞)などにHIVが感染した結果、これらの細胞の中でHIVが増殖します。

免疫に大切な役割を果たしているこれらの細胞が体の中から徐々に減っていき、通常は感染しないような病原体にも感染しやすくなり、様々な病気を発症します。

この状態をエイズ(AIDS:Acquired Immuno-Deficiency Syndrome、後天性免疫不全症候群)といいます。

厚生労働省が認めた、エイズ指標疾患23種というものがあり、こられを発症した時点でエイズと診断されます。

HIVの感染経路は?性的感染が一番多い?

HIVは、唾液・尿・涙などには他の人に感染させるだけのウィルス量は含まれておらず、血液・精液・母乳・膣分泌液などに多く含まれます。

また、粘膜(腸管、膣、口腔内など)や血管に近い皮膚の傷から感染するのが特徴的で、主な感染経路は「性的感染」、「血液感染」、「母子感染」となっております。

この3つの感染経路の中で「性的感染」が最も多く、男同士の性的接触(アナルセックス)では、腸管粘膜からHIVが侵入します。

膣や口腔の粘膜は重層なのですが、腸管粘膜は単層のため比較的傷つきやすく、HIVが侵入しやすいのです。

このため膣性交よりも感染リスクが高いとされています。

アナルセックスによるHIV感染確率は?

仮にコンドームをせずに男同士でアナルセックスを行ったとします。

あくまで目安ですが、1回の行為でHIVに感染する確率は、ウケ側で0.5%、タチ側で0.067%ほどです。

しかしこれはただの目安なので何とも言えません。たった1回の行為でHIVに感染してしまう人もいるのです。

生で挿入したい気持ちも、生で挿入されたい気持ちも分かりますが、お互いのためにコンドームは必ず付けといた方がいいでしょう。

最初はコンドームをつけて腰を振っていたタチが、途中で興奮し「生でいい?」と言ってきても、流されずに阻止する必要があるのです。

また、オーラスセックスでも口腔粘膜から感染する確率があるため、コンドームを使用することが大切です。

しかしコンドームを付けてオーラルセックスをやっている人をいまだに見たことはありませんが…

HIV感染からエイズ発症まで

HIVに感染した後は、感染初期、無症候期、エイズ発症期の経過を辿ります。

感染初期では発熱、下痢、皮疹などの症状がみられることもあるますが、体内の免疫応答により数週間で消失し、その後は無症候期に突入します。

無症候期は10年以上と長く続く人もいる一方、短期間のうちにエイズを発症をする人もいます。

無症候期に突入していると体の変化に気付かないため、知らず知らずのうちにHIVに感染していたということがあり得るのです。

そのため、心当たりがある人や「もしかしたら…?」という人は、保健所や医療機関でHIV検査を受けてみて下さい。

最近では即日検査を実施している保健所も増えてきています。

 

恐ろしいのは、「エイズの発症によって自分がHIVに感染していたことに気付く」というケースです。

もうそれだと遅いのですが、このケースは感染者全体の3割を占めています。

エイズ発症前の段階で適切な治療が始められるよう、早めの検査が重要です。

2018年現在、HIVを体内から完全に消し去る治療法はまだありませんが、抗HIV薬によってエイズの発症を防ぎ、健常者と変わらない日常生活を送ることができます。

日本のHIV感染者・エイズ感染者

厚生労働省エイズ動向動向委員会が発表している「感染症法に基づくHIV感染者・エイズ患者情報」のデータによると、1985年~2018年までで国内のHIV感染者数は19,843人、エイズ感染者数は8,908人です。

同性間の性的接触による感染が多くを占めているのも事実です。

普段何気なく話しているゲイの友人が、言わないだけでHIV患者かもしれません。

今まで何度か性的接触をしてきた人が言わないだけでHIV患者だったかもしれません。

HIVはとても身近な存在であり、しっかりと予防しないといつ自分が感染してもおかしくないのです。

予防策ははっきりとしている

ここまで読んでくれたゲイの人で、「コンドームを付ければいいことなんて分かっているよ!分かっているけど、やめられないんだよ」という人が多いかと思います。

その気持ちはとても分かります。「言うはやすし、行うは難し」です。

感染する確率があると分かっていながらも、コンドームを外してセックスをしてしまう時もあるでしょう。

「どうせ大丈夫だろ」という気持ちが心のどこかにあるのです。

 

HIVに関しては今や死の病ではありません。だからこそ心に隙が生まれてしまいます。

HIVに限らずどの性病に感染したとしても、治療法は存在するので何とかなるといったら何とかなるのです。

そのため、「その時はその時で考えればいいや」という軽い気持ちで今日もコンドームを外してセックスをしているゲイがたくさんいることでしょう。

 

しかし、いざ感染した際、「あの時コンドームを付けていれば…」と後悔するのは自分自身なのです。

後悔したくない人はちゃんと予防をしましょう。

「言うはやすし、行うは難し」ですが、HIVはいつも身近なところに潜んでいるということを忘れないで下さい。

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B→G(現在) LGBTのリアルを届ける為、ふざけた記事から真面目な記事まで配信中。悩んでいるセクマイ中高生が少しでも減ればと思います。

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